配管E19でS字曲げ寸法(個人的方法)

薄鋼配管E19をS字に曲げるのに、いろいろネット上でやり方や寸法が記載されている。

中には数式が記載されているものもあるが、現場ではそのようなことをしている人は皆無だ。

いろいろネットや人に聞いた内容を参考に個人的に筆者がやってみた方法で、ある程度、曲げることができた方法を今回は記載したい。(あくまでも個人的方法ですので、自己責任で参考にしてください。苦情は受付けません。)

S字に曲げるには左図の①と②の2か所曲げる必要があるが、まず①から行う。

1.1か所目の曲げ寸法をけがく

まず1か所目の曲げたい箇所を真ん中にして、真ん中よりマイナス19mm前真ん中真ん中プラス19mmの位置にしるしとして線を引く。

この19mmはE19の19と覚えておくとよい。

2.1か所目を曲げる

しるしをつけた3か所を曲げ箇所に合わせ、ハイヒッキーで等分で曲げていく。

先端から(体の遠いほうから)曲げていく。軽く、いち、にーくらいで体重をかけて曲げる。

徐々に前に出していき、3か所曲げる。曲げる角度は障害物をよける角度に合わせ調整する。

3.2か所目の位置をけがく

写真のように段ボールかなにか直線的な状態が分かるものにそって、障害物の高さより少し長めの位置を2か所目の曲げ位置としてけがく。

4.2か所目の曲げ寸法をけがく

1か所目と同じく、真ん中よりマイナス19mm前真ん中真ん中プラス19mmの位置にしるしとして線を引く。

5.2か所目を曲げる

1か所目と同じ要領で3等分で軽く曲げる。

先端側と並行になるよう姿勢をよくして遠目に見ながら何度も調整する。

6.仕上げ

こんな感じだが、おそらく人によってやり方は違うし異論を持つ読者もいると思うが、ネットで調べたり先輩に教えてもらっても最初のS字曲げがなかなかできない人は、きっかけを掴む上でもひとつの方法として参考に頂きたい。