ST言語のみでファンクションブロック

PLCでファンクションブロックを使うとき、決まり決まった計算をライブラリとして使いたい時が多い。

新規の機械動作する部分のラダーはファンクションブロックにするとモニターしにくく切羽詰まっている現場では向かないが、卓上で事前にシミュレーションできる数式はライブラリしておきたい。

しかしその時はラダーよりST言語で書いたほうが効率的だ。今回紹介するのは三菱PLCでST言語のみのファンクションブロック作成方法である。

QシリーズでもRシリーズでも同じやり方だ。

※GX WORKS2ではST言語使用のため、プログラム種別変更が必要。

GX WORKS3でやり方を紹介する。

まず左ナビゲーションからFBFILEを右クリックし「データ新規作成」を選択する。

データ名を参考URLに従いLinerCalcにし、プログラム言語をST言語にする。

新規作成したファンクションブロックのローカルラベルを作る。

  • VAR:普通の内部変数ラベル
  • VAR_CONSTATNT:値の変わらない内部変数ラベル
  • VAR_RETAIN:ラッチ機能のある内部変数ラベル
  • VAR_INPUT:ファンクションブロックの入力
  • VAR_OUTPUT:ファンクションブロックの出力

プログラムをST言語で書く。変換すればファンクションブロックが完成。

できたファンクションブロックをラダー作成窓にドラッグし、入出力変数を記載。

これでST言語のファンクションブロック完成。